[廃校事例〕 親と子の「地球派塾」フィールドはここだ
広島県山県郡豊平町
発端:
広島ホームテレビは「身近な環境問題を地球的な視点でとらえ、自然との共生・調和を地球規模で考えよう」と「地球派宣言」のタイトルで環境キャンペーンと取り組んでいる。「地球派塾」の構想は、そうした活動から生まれた。都会の人々に1年間、農山村の人たちと一緒に汗を流して学んでもらったらどうか、その輪が広がっていけば、次の世代に自然の恵みを少しでも引き継げるのではないだろうか。
その舞台は広島県山県郡豊平町共盛地区
戸数40足らず、平均年齢60歳を超える住民100人が傾斜地の棚田を耕し、山仕事をしている。
廃校:
木造2階建、小学校の廃校校舎が学習、労働、遊び、交流の場。
応募要項:
期間 4月〜11月(年8回、内宿泊3回)
募集対象 親子(小学校1年生以上)
募集定員 100人 応募者多数の場合は抽選
主催 広島ホームテレビ・豊平町共盛地区・豊平町
協賛 広島工業大学、製作所、生活共同組合、飲料製造会社、電力会社、ガス会社、JAグループ、銀行など12事業体
参加費用 一人4万円
内容:
春(4〜6月)
田植え、わさび田づくり、椎茸菌打ち、植樹、畑の手入れ、山菜取り、自然物利用クラフト、作物の成長観察、土のはたらきと無農薬野菜、水の循環と洗剤、家庭排水
夏(7・8月)
炭焼き、そばの種まき、野菜収穫、豆腐づくり、川遊び、カブトムシ養殖、ホタル、昆虫採集、星空観察、ニワトリの解体、森林の保護と紙、昆虫や自然環境と心の痛み、命の尊さ
秋(9〜11月)
稲刈り、枝打ち、そば打ち、餅つき、こんにゃくづくり、きのこ取り、栗ひろい、たき火、自然散策、カボチャクラフト、食糧事情と食材料、暮らしとゴミ、民俗と家の行事、慣習