[一般事例] 老人クラブ会員の自主プログラムによる健康教室の運営
熊本県宇土郡三角町
活動のポイント
・講師は老人クラブ連合の会員
・健康ダンスなど14教室を開講し、約1,500名の会員がいる
経緯:
高齢化社会の到来で、病弱のお年寄りや寝たきりの高齢者が年々増加傾向にあるため、老人クラブ連合会では、身体の健康、心の健康ふれあいの場づくり、生きがいづくりを目的とし、“自分の健康は自分でつくる”ということを十分認識してもらうために、昭和61年度より、町の協力を得て「高齢者はつらつ健康教室」を開講した。
活動の内容:
現在では、健康ダンス、踊り、軽スポーツ、ミニバレー、童謡、民謡、大正琴、料理、茶道、書道、陶芸、着付教室など、14教室を開講し、約1,500人の会員がいる。
また、これらの教室の講師は老人クラブ連合の会員の中で、資格や特技を持っている者が務め、教室の開講にあたっては、行政指導で開講していくのではなく、会員からの希望によりプログラムを作成して継続した活動ができるようになった。
さらに、本年度は、第9回健康づくり推進スポーツ大会、シルバー文化祭を開講し、各教室の練習の成果や陶芸、書道等の作品の出品もあり盛大に開催することができた。
特に、文化祭については、教室の成果ばかりではなく、郷土芸能の披露もあり、一層の盛り上がりとなった。
【参加者の状況】
会員 平成3年度 1,300人
平成4年度 1,500人
組織と財源:
1) モデル推進会議の構成
モデル連合会長、社会福祉協議会長、区長会長、婦人会長、文化会長、商工会長、学識経験者、社会教育委員会、公民館長、老人クラブ連合会(2名)
2) 財源(予算)
平成3年度 700,000円
平成4年度 2,655,000円