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[11] 観光農園事業

(ア) 主旨

倉橋産の農産物や魚貝類を観光資源として活用し、都会の人たちのニーズに応え、農村漁村で定住・交流を促す場を整備し、町の農業、漁業などの活性化を図る。

(イ) 構想案

個々の観光農園経営者が連携、また組織化し、個別と集団化の利点を活かして本町の産品であるトマト、きゅうり、みかん、えだまめ、イチゴなど果樹、野菜の多様な農産物をシーズンに幅をもって、より多くの産品を提供する観光農園を事業化する。そのために来訪者の休憩所にもなり、町の産品の直売(野菜)、食事、宿泊所斡旋、産品季節情報などを提供する中心施設を設置する。また、豊かな観光地、観光コースとしての多様化を図るため、市民農園(借地田畑)と作物を調整するなど、他の観光資源、施設と相互に補完し共生し合う関係をつくり、総合的に展開できる観光農園の核を整備する。また、春作付け、9月イベント、秋収穫へと何回か現地に足を運ぶ交流事業の展開やイベントの開催なども組み入れる。

また、都市住民が農山漁村においてその自然・文化・人々との交流を楽しむ滞在型の余暇活動であるグリーンツーリズムの場として簡易な別荘的施設の整備も検討する。

(ウ) 留意点

・有機栽培をはじめ環境保全など付加価値をつける。

・美しい農村風景は観光資源ともなる。農村景観形成を図る。

・グループ以外の農家との連携により展開をより大きな幅をもたせる。

 

 

 

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