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[9] ニューライフ対応事業

(ア) 主旨

近い将来、情報化の進展により産業の分散化が可能になることにより、SOHO(スモール・オフィス、ホーム・オフイス)型ビジネスが増大し、職住近接が可能になると予想される。また、第二音戸大橋の開通など交通条件の改善によって、広島方面からの新たな居住者の増加が見込めよう。ライフスタイルの多様化に応え若者にとつて魅力ある環境、便利で快適な生活環境、高齢者も活発に活動できる優良な居住環境として整備していく必要がある。各種上位計画で倉橋島は観光・レクリエーション拠点、海洋型リゾート地域として位置づけられていることから、関連する施設ニーズの増大が今後期待される。ニューライフに対応する事業活動は多岐にわたるが、そのいくつかの例を以下にあげる。

(イ) 想定事業例

次のような事業があげられる。

・農山漁村留学などを含めた自然体験系事業

・遊園的なレクリエーション事業

・テニス、スイミング、アスレチィックなど生活関連スポーツ系事業

・ヨット、スキューバダイビングなど海洋系の事業

・健康維持事業

・生涯教育事業

・博物館、美術館、植物園などの社会教育施設的事業

(ウ) 留意点

・民間営利団体の参入も考えられる。

・海洋リゾートゾーンなどは総合的開発もありえる。

・将来に向け、環境全体の質が問われるため明確な環境保全、景観保全対策が求められる。

 

 

 

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