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2. Uターン、Iターンの動向と課題

1980年代後半から全国各自治体のUターン窓口が増加し、Uターン・Iターン(解説:「Uターン」とは、地方出身者が出身地へ帰ることを指す。また、「Iターン」は、?大都市で生まれ育った者が地方へ移ること、または、?地方出身者が出身地以外の地域に移ることを指す。)者向けの雑誌が発行されていることなどから、Uターン・Iターンは趨勢的には根強い人気を有しているといえよう。(Jターンについての調査結果は、見当たらなかったので、ここでは言及しないこととする)

 

(1) Uターンの動向

ア Uターン者の推移

全国の都道府県が行っているUターン促進事業への登録者数と就職者数についてみると概ね増加傾向にある。

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ただ、Uターン、Iターンの全体像を完全に把握するのは実際にはほぼ不可能である。なぜなら、国勢調査、住民基本台帳などの人口統計ではそのUターン、Iターンかということまで把握ができないからであり、また各自治体の窓口などで把握しているUターン者数などは必ずしも全数を表しているわけではないことに注意する必要がある。

 

 

 

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