□ 河川空間のレクリエーション活用
本地域では、地域を代表する那珂川のほかに、いくつも小河川や湧水が存在し、山間では水質の優れた河川も多い。現在は、あまりレクリエーション利用がされていない多くの河川について、それぞれの河川の状況に応じた活用を積極的に行っていく。
◇ 皇都川のレクリエーション活用
● 皇都川自体は、水量も少なく、護岸部分が整備されていないためレクリエー ション活用を直接するには支障があるが、実験林として育成されてきたケヤキの森は独特の静けさと美しい環境を有しており、隣接する御前山からの散策ルート整備と合わせて観察林としてレクリエーション活用を図る。
◇ 藤井川のレクリエーション活用
● 藤井川ダム周辺で進められている開かれたダムの整備や新しく湧出した温泉を活かして、新しいレクリエーション機能の拡充を図る。
● 藤井川の古内地区や七会村地区の流域は、周辺の茶畑や田園景観、集落と背後の山々などの美しい配置を活用して、休憩スペースや水辺の散策ルートを設定する。
□ 新しく創出される水域におけるレクリエーション活動
本地域内では、御前山村に農業用ダムである御前山ダムが整備されるほか七会村には小規模生活用水ダムの整備が計画されている。このうち御前山ダムは新しいレクリエーション資源としてその活用が期待されている。
◇ 御前山ダム及び周辺空間の活用
● 御前山ダムの整備により新しく生み出される湖面のレクリエーション活用は、那珂川とは違った形態のカヌーフィールドとして利用できるほか、ボート、釣りなども含め幅広い活用を図る。
● 湖面ばかりでなく周囲の山林については、自然林再生と併せ、林間レクリエーションも可能なウォーターフロントとして、地域内の新しい滞在型レクリ