(2) 城北地域におけるレクリエーションニーズ
本地域の主要レクリエーション施設である各町村のキャンプ場-常北町(ふれあいの里)、桂村(うぐいすの里)、御前山村(青少年旅行村)、七会村(山びこの郷)-と、主要宿泊施設である国民宿舎御前山荘を対象にアンケート調査を実施するとともに、各町村に対するヒアリング調査、地元関係者に対するヒアリング調査もそれぞれ実施し、本地域におけるレクリエーションの実態やニーズの把握を試みた。
アンケート調査は、平成9年7月28日(月)から8月24日(日)までの30日間に各施設を利用した人(家族、グループの代表)に対し、それぞれの管理者による直接配布回収方式により実施した。ヒアリング調査は、参加者による自由討議の形式で実施した。
ア 利用者の実態
■ 利用者の居住地、グループ形態
・ 全体的に県内からの利用が5割弱と、県外からにくらべやや多い。
・ ふれあいの里、御前山荘では県外からの方が多い。
・ 家族連れの利用が6割近くと最も多い。特にふれあいの里、御前山荘でその傾向が強い。
・ 道の駅かつらは周辺市町村からの固定客が多い。
・ 那珂川のカヌーは東京方面からの利用客が多い。
・ 四季彩館の利用はキヤンプ客などが多く地元利用は少ない。
・ 桂村での山歩き、御前山の散策、七会村の山での山菜取りなど、口コミレベルでの入り込みがある。