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R

事業計画があとからついてくればよいが理念といった問題は難しい。環境問題にしてもいろいろな立場がある。

O

山腹、北面という部分からみると山が荒れてきており後継者の問題などがある。単純に道をつくっても、また理念だけでもやっていけない。今までの農政の付けが回ってきた。2千人の日照の少ない小さな村では画一的な対応は難しい。

C

南の地域が北部の地域を支援するということもあり得る。

O

落葉樹があり、広葉樹もある山の方がよかった。いまあるのは杉の木だけだ。

C

過疎は過疎、だめなところはだめというのではなく支援のあり方を考えるべき。

N

吾妻郡は西と東ではかなり違いがある。郡における町の位置としては渋川や沼田からの、また榛名山を経由してくる人々の玄関として考えられる。過疎対策の事業をすすめているが開発を進める上での財源の問題も考えなくてはならない。今は現行の制度におぶさっている状態。

Q

都市に近いことから人口も増えて基盤整備も進んだ。自家用の農地を残して他の土地を手放す農家が多くなっている。そういった土地は宅地開発されているが虫食い状態になっており、開発のあり方を考えていかなければならない。榛東村は比較的めぐまれている方だが、村で欠けているところ、たとえば宿泊施設等は他の市町村に助けていただき、逆に村として他の市町村に対してできることはやるようにすればいいと考えている。

U

高崎、前橋のベッドタウンとして年間約400世帯増加している。箕郷町でも他と同様に虫食い状に開発がされており、自然との関わりを見直す時期に来ている。

C

箕郷町付近を通過している新幹線の高架橋は景観破壊。

K

基本理念と基本方針はよくできていると思う。昨日渋川・吾妻両広域圏の16市町村でJRに対し新幹線の新駅設置の陳情に行ったが、新駅設置という要求一つとつても16市町村に温度差がありスムーズに連携げできているわけではない。榛名山麓の場合はもっと難しくなる。

C

もう少しまとめるべきことは、地域による条件の違いを押さえること。中山間地域といってもいろいろ、榛名山麓といっても違いがあることはこれまでの議論のなかではっきりしてきた。こういった点を押さえた上でもう一度理念や文化について考えたい。

J

これまでの議論を考えると、共通の文化、新しい文化として「環境」「自然」といったことがテーマとしてでているようだ。理念と方針はだいたいこの方向でいいと思う。リーディングプロジェクトを出すのであれはもう少し検討が必要。あるいはキーワード、住民参加、企業の関わり方、方法論といったものの検討、カントリーラインなど道路の魅力づけも必要。

C

地域の温度差をどう詰めるかが我々の責任、もう一度集まってやりたい。

 

第4回 作業部会

平成9年12月22日

C

今日の作業部会は最終の委員会に提出する報告書の内容についてこれでいいのかどうか御意見を伺いたい。

I

第5章のタイトルの「開発」という言葉は、報告書全体の流れからみるとなじまないのではないか。

W

山を切り開くような開発ではなく、いい意味で榛名山に新たなものを加えていくことと考えている。

C

「develop」は「開発」と同時に「展開する」という意味もあり、第5章の基調で考えると新しい榛名山麓の「創造」についての方針と考えた方がよい。「開発」という表現については事務局で再検討していきたい。

S

基本的にこれでいいと思う。第6章にある「榛名山信仰サミット」とは宗教的な意味合いがあるのか?

W

「信仰」ではなく「振興」の間違い。

 

 

 

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