日本財団 図書館


ウ ハイテク農業・農業経営高度化の推進

全国的に、高齢化や生産調整の拡大、農産物価格の下落などを受け、規模拡大や生産の効率化、情報化による先進的で多様な農業経営が求められている。

本荘由利圏域においても、これまでの土地利用型農業に加え、花きなどによる施設園芸を中心にした集約的農業の振興が図られるよう、秋田キャンパスの生物資源科学部とも連携し、バイオテクノロジーの導入や農業経営への情報システムの導入などを推進する。

 

【具体的取組み例】

・バイオテクノロジーによる品種改良(秋田キャンパスとの連携)

・農業経営への情報システムの導入(本荘キャンパスとの連携) など

 

(3) 住民生活の向上について

大学の持つ教育機能を活かし、小・中学校、高等学校から社会人、高齢者層、主婦層など、多様なライフステージを対象にした地域内の生涯学習を推進するための方策として、以下の3つを設定する。

 

ア 大学と地域住民が一体的に運営する公開講座の開催

地域住民が関心を抱き、多くの地域住民が参加するような公開講座を、大学と地域住民、地元企業、行政が一体となって、企画・開催する。

キャンパス内の施設(あるいは産学共同研究センターなど)を会場にし、また秋田県立大学の教員はもちろんのこと、地域内外の人材を講師にして、地域住民にとって身近で、多様なテーマでの講座を企画・開催する。

講座は、基礎教養的なものから研修会形式の専門的、実践的なものまで、あるいは地域住民一般を対象にしたものからシルバー層や主婦層、社会人等の対象を特定化したものまで、多彩なプログラムを組むことが考えられる。

 

【具体的取組み例】

・大学教員の自己紹介講座の開催(教員1人ひとりが自分の専門を紹介)

・インターネットに、遊びながら、親しむ研修

・社会人のための本格的パソコン研修

・環日本海時代を生きるための基礎教養研修(語学、外国文化など) など

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION