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?E鳥の死体を見つけたら

 漂着鳥を見つけたら、調査票に必要事項を記録し、地図に地点を落とします。記録のために日付入り写真をとって、日時、場所、種名などを記入したビニール袋に入れて持ち帰ります。

 もし、拾った死体に重油がついていたら、まず紙袋に入れてからビニール袋に入れ、後ほど分析に回します(石油製品であるビニール袋に重油が直接触れると、化学反応を起こして重油の性質が変わり、分析できなくなるため)。天塩、羽幌、古前では、海上保安庁側から申し出があり、重油の分析をしていただきました。

 

?A持ち持った鳥の死体は...

 必要に応じて種の同定や計測などを行います。その後の死体は、再度漂着して記録が重複することを防ぐため、そのまま放置したり、海に捨てることは避けています。天塩、羽幌、苫前の漂着鳥の場合は、とりあえず北海道海鳥センターの冷凍庫に保管し、必要に応じて標本を作成する予定です。

 

☆調査者を募集しています。

 死体を見つけ出す眼をもっていて、近所にちょうど良い砂浜があり、調査日を確保できるならば、上記のように調査自体はさほど難しくはありません。

 日本ウミスズメ類研究会では、調査を全国で展開するため、調査者を募集しています。最寄りの海岸(砂浜)で月1回から2回のビーチカウント調査が可能で、調査に関心のある方は当会事務局までご連絡下さい。種の同定が出来ない場合や死体の保管場所のない方は、漂着鳥を、着払いのクール宅急便(冷凍)で、北海道海鳥センター(〒078−41 北海道苫前郡羽幌町北6条1丁目、Tel.01646-9-2080)へお送り下さい。

 

 

 

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