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が広く漂着物の溜まりやすい砂浜を選びます。

?A地図をつくる

 天塩、羽幌、苫前では、次のような地図を使っています。

 1/25000の地図から調査範囲とスケールを、143パーセント拡大コピーし、A4版に切り抜き調査範囲を区切ります(下図)。

 

054-1.gif054-2.gif

 

?B調査票をつくる

 調査日や時間帯、漂着物の多少、漂着鳥の種名や状態などを記録するための調査票をつくります(上図)。

?C持ち物を準備する

 調査には、次のような物が必要です。

 地図、調査票、ボード、鈴筆、マジック、コンパス、長靴、雨具、軍手、ビニール袋(漂着死体を入れるためのいろいろなサイズの袋)、紙袋(重油が付着した鳥を入れる袋)、カメラ(海岸の状態や、漂着死体を記録する)、クーラーボックス(漂着鳥を入れる)

?D調査開始

 準備が整ったら調査開始です。砂浜を、海岸線と平行した左右に口が行き届く幅の帯に分け、漂着鳥を見落とさないように、目を配りながら歩きます。端まで歩いたら隣の帯と、調査範囲を網羅するようにくり返し縦断します。このとき、数人で等間隔に並んで歩くと楽です。また、カラスなどが移動させた死体も見逃さないように、波打ち際だけでなく砂浜の陸側も歩きます。

 

 

 

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