ニシン
1989年と1990年は卵・幼魚の死亡率、成魚の機能障害と寄生虫による発病および奇形が汚染された海域で非常に多かった。しかし1991年には油の汚染海域と非汚染海域との間に際立った違いは見られなかった。だが1992年の産卵回遊群の中に、ニシンの3年魚の数が著しく少なかった。
オショロコマ(Dolly Varden)/ニジマスCutthroat Trout)
1989年から1990年にかけてのオショロコマの成魚の生存率は油の汚染域で38%小さかった。ニジマスの場合は29%小さかった。両種とも、1989-1990年には成長が通常よりも約431%小さかった。が、1991年には回復した。1991年は生存数は汚染域で依然として小さいままである。油の曝露が減っているにもかかわらず。
ベニザケ
キーナイとコディアク島周辺の過剰退避(overescapement)の結果、餌がほとんどなくなってしまい、若魚の生存率は低かった。これにより成魚の回帰率が、1994年と1995年にはコディアクで20〜50%、キーナイで90%減少するだろうと予想された。そしてこの傾向は続くだろうと。
rockfishと他の海魚
rockfishは1989年にはかなり死亡した(200尾の死体が観察された)。また機能障害のような致命的な傷害も。炭化水素類がオヒョウゃポラックやrock(fish)の胆汁、キハダマグロ、ソール(flathead sole)、ニシン、マダラ、そして1990年には、ギンダラ、カレイから見つかっている。