§.現在の活動状況
現在、研究会ではつぎのような活動を行っています。
(1)海岸漂着調査(Beached Bird Survey、通称ビーチカウント)
海島は、事故の時だけでなく、通常の状態でも海岸に漂着する。ところが、事故の推定を正しく行うための自然状態での漂着率の調査は、これまで日本では行われていない。現在、北海道の日本海側海岸数地点と、石川県片野海岸で、調査がはじめられている。
(2)繁殖地での被害状況調査(兼、繁殖現状のモニタリング)
福岡県小屋島、北海道天売島、および隠岐諸島。油流出域から離れているものの繁殖に影響があると予想される地域において、繁殖現状調査が行われている。
(3)航路センサス
山形県飛島において各3回(すでに春の調査を実施済み)、隠岐諸島において通年の航路センサス(藤田泰宏さんが実施)を行う。