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OBIC-8(1997年1月9日22時31分発信)

つぎの情報をFAXいただきました。

 

1月9日(木)午後4時

富山県新湊市東漁港にてセグロカモメ、胸と腹が油にまみれていて、飛ぶのがやっとの個体1羽を確認しました。写真あります。とりあえず速報を送ります。

日本野鳥の会富山県支部 事務局長 松木 洋(Tel&Fax:0766-84-7410)

 

0BIC-9(1997年1月11日1時27分発信)

油汚染海鳥被害委員会(0iled Bird Information Committe)の皆様

 

つぎのようなメールをいただきました。

 

970110-No.1

 

重油が漂着した福井県の海岸に行って来ました。海鳥についてだけ報告すると、油で汚れた水面にもカモメの仲間など結構着水していて、これでは被害が広がるなあという印象でした。

フォーマットに従って記すと、

1)1月8日午後2時10分、ひとりで観察

2) ?

3)主に胸元より下

4)ウミネコ(と思う、写真を撮ったので必要なら送ります)。28羽の群れで14羽に油付着。死んだ鳥は見ておらず、観察した鳥もまだ飛行可能な状態と思えた。

5)観察したのは三国町安島の安島港の堤防の上に止まっている群れ。同地区周辺の海岸線でも飛んでいるカモメ類はいたが、汚染状況については遠くて確認できず。

というところです。その後、飛べなくなった鳥が捕獲されたり、洗浄されたりの様子が映像でも紹介されていますので、まだ私の見たのは初期も初期の状態というべきだったようで、今後の展開が心配です。

(某報道機関の方より)

 

また、重油回収作業支援ボランティア情報を野生動物救護獣医師協会のzoovet@ask.or.jpさんよりいただきました。

 

970110-No.2

 

 うみどり達の生息、地の一日も早い回復のためには鳥たちの救護も然る事ながら、現地の漁協の人達と協力して海岸線の重油除去作業が”今もっとも必要な事”だと思います。

我々獣医師の担当範囲ではありませんが、以下のような団体が逸早くネットワークを立ち上げ、既に現地にボランテイアを派遣しています。現地で作業に参加さ

 

 

 

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