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日本野鳥の会レンジャー・加賀市鴨池観察館の大畑孝二さんより、FAXをいただきました。
油汚染した水鳥が回収されました。第一報が発見者の消防署職員から鴨池に連絡があり、担当獣医を紹介し、私も見てきました。
なお、石川県では自然保護課で救護体制を整えていますので情報収集の依頼は、自然保護課にもされることをおすすめします。
1.回収日時:1997年1月8日午前
2.回収鳥:ウトウ1羽
3.場所:石川県加賀市(片野海岸から塩屋海岸にいたる海岸)
4.発見者:消防署職員
5.油の付着状態:うっすらと全体に
6.治療者:竹村獣医(加賀市:電話07617-3-1666)
7.鳥の様子:現在は竹村獣医さん宅にいる。かなり衰弱している。現在は保温機で安静にしてある。
8.報告者:大畑孝二(日本野鳥の会レンジャー・加賀市鴨池観察館勤務:電話076172-2200)
960108-No.2
同様な報告はニフティのバードフォーラムで、地元紙夕刊からの情報として報告されています。それによれば、
・8日午前10時頃、金沢市専光寺浜でもウトウ1羽が油まみれで死んでいるのを石川県鳥獣保護員が見つけ、石川県野鳥園に持ち込んだ。
・羽昨市滝港付近で重油で汚れたカモメ数羽が確認された。
とのことでした。
960108-No.3
野生動物救護獣医師協会のzoo vetさん(zoovet@ask.or.jp)宛、(財)日本鳥類保護連盟の有馬さんのご紹介によリメールを書きました。
そして、つぎのようなお返事をいただきました。
メールありがとうございました。
早速ですが、平成7年度の閣議決定に基づいて環境庁と我々で新潟から鳥取まで連絡網と受け入れ体制、救護体制は確立しました。生体死体にかかわらずそれぞれ県自然保護課経由で当方のそれぞれの県の施設に位置と集められる事になっています。
地方自治体が主体になりますので、複数のNGOが入る事をいやがるのではないかと思います。この体制を速やかに作るにはやはり結構手間取りましたので。
そこで提案ですが、そちらには医療のノウハウが無いのと同様こちらには河岸線パトロールおよび識別ができるものがあまりいません。そちらの複数の方がそれぞれの県の海岸線をパトロールして、それぞれの県の対策本部に輸送・連絡をす事は可能でしょうか? 全てボランティアです。