9. ロサンジェルス港
港湾名 |
ロサンジェルス港 |
港湾管理者名 |
Board of Harbor
Commissioners,City of Los Angeles (Harbor Department) |
組織の性格
(雇用者数) |
1907年、ロサンジェルス市にハーバーコミッションが置かれ港湾の開発・
管理・運営を開始した。防波堤は、1899年から連邦政府が建設を開始。臨
海部の土地は、1911年の州法市に供与された。この目的は、貿易、漁業の
振興、及び航行の安全確保のためとされた。現在コミッショナーは5名、
市長の指名、議会の同意によって任命される。市議会は、すべての案件についてボードの決定を否決する権限がある。
港湾部の定員:676人(うち維持管理・建設の現業217名)
|
業務概要 |
港湾の開発・管理・運営
臨海部用地の貸付(鉄道ヤード、船舶修理ヤード、レストラン、等)
|
営業収支 (1995年) |
港湾利用料収入: 148百万ドル
土地等リース料収入: 43百万ドル
免許料等: 4百万ドル
合計: 196百万ドル
減価償却前の営業経費は87百万ドルであるが、このうち33百万ドルは市のサービスに対する支払いであり、うち20百万ドルは市から港湾への賦課金
の性格が強い。
年間港湾施設設備投資額:382百万ドル(1996/7予算)
|
港湾の性格 |
ロサンジェルス市の約30kmにある港で、細い回廊状の土地でロサンジェ
ルス市の区域につながっている。これは、市が港を入手するために回廊状
に土地を市域に編入したためである。米国西海岸第2のコンテナ港となっ
ており、80の船会社がサービスを提供している。
港湾施設の建設・維持管理の現業要員及びパイロットを持っているが、基本的には家主タイプの港湾管理者である。
|
取扱貨物量
(1995/6 FY) |
総貨物量: 6,680万トン
コンテナ貨物: 2,490,000TEUs
乗降旅客数: 945,000人
自動車: 305,000台
|
主要港湾施設 |
APL Terminal: 延長610m、水深13.7m、クレーン5基、52ha
TRAPAC ターミナル: 延長625m、水深13.7m、クレーン4基、36ha
YUSEN ターミナル: 延長610m、水深13.7m、クレーン4基、42ha
その他、バルク、自動車ターミナル等
|
その他 |
1995年、港湾会計から33百万ドルが市の会計に支払われたが、うち20百
万ドルは一般行政費に対する負担であり、この20百万ドルについて、州政府はState
Tide-lands Trust 法違反であるとして、ボードにその支払いの
凍結を求めた(未決着)
コンテナターミナル拡張のため、Pier300/400プロジェクトが進行中。こ
れにより Pier300 に水深19mのバースが建設可能となるほか、Pier400 と
して107haの土地が造成される。
|