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は同居」(18.0%)と「同居していないが、親元の近くに居住」(14.6%)がこれに続いている(図表4-53を参照)。

こうしたUターン等経験者の親との同居の有無は入社の経緯ごとに特徴が見られる。同居している比率が最も高いのが、首都圏等の学校を卒業し入社した者であり、同県または首都圏等以外の学校を卒業し入社した者、同県または首都圏等以外の企業からの転職者、首都圏等の企業からの転職者の順で同居している比率は低くなる。

 

図表4-53 親と同居の有無

(人、%)

 

合 計

近くに同居

いずれは居住

同 居

同居
しない

親は
いない

不 明

合   計

(233人) 100.0

52.8

14.6

18.0

14.2

-

0.4

   

【入社の経緯別】

首都圏等の学校卒業
1、2以外の県内学校卒業
首都圏等の企業から転職
4、5以外の県の企業から転職

(68人)  100.0
(48人)  100.0
(102人)  100.0
(15人)  100.0

70.6
50.0
43.1
46.7

10.3
14.6
18.6
6.7

13.2
22.9
19.6
13.3

5.9
12.5
17.6
33.3

-
-
-
-

-
-
1.0
-

   

【Uターン等経験者自身の出身地別】

現在の居住地
現在の居住地以外

(170人)  100.0
(61人)  100.0

67.1
14.8

15.3
11.5

10.0
41.0

7.6
32.8

-
-

-
-

   

【Uターン等経験者の結婚の有無別】

既  婚
未  婚

(73人)  100.0
(159人)  100.0

23.3
66.7

28.8
8.2

23.3
15.7

24.7
9.4

-
-

-
-

 

当然ながら、最も特徴が見られるのが結婚の有無別である。未婚者の場合には7割弱が「同居している」に集中しているのに対して、既婚者の場合には「同居している」と「近くに居住」、「いずれは居住」、「同居しない」の4つにほぼ均等に分布している。

また、Uターン等経験者の出身地別にも特徴が見られる。出身地が現在の居住地である者の場合には「同居している」に集中し7割弱を占めているが、出身地が現在の居住地以外の者の場合には、「いずれは同居」と「同居しない」の回答の方が「回答している」の回答割合より多い。

 

9. Uターン・Jターン・Iターンした動機

 

Uターン・Jターン・Iターン(以下、Uターン等と略す)した動機は、図表4-54に示されているように、「いつかは地元で暮らしたいから」(39.1%)「親の面倒を見る必要があるから」(34.3%)が多く、ついで、「自然環境にめぐまれているから」(27.0%)と「地元に友人が多いから」(21.5%)がこれに続いている。

こうしたUターン等をした経緯は、新卒Uターン等経験者と中途Uターン等経験者とでは異なる。中途Uターン等経験者は新卒Uターン等経験者と比較して多くの点を動機として挙げている。たとえば、「いつかは地元」を始め「親の面倒」、「自然環境」、「住宅取得」、「都市での生活に疲

 

 

 

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