同様に、気象・海洋観測データの伝送手段にFMトランスミッターを用いたシステムがある(西川ら,1990)。これは北海道の沿岸域に設置されたテレメーターブイによるもので、気象(大気圧、気温、湿度、風向・風速、日射量)、水温、塩分、流向・流速、波高、潮位等の気象・海洋観測データを陸上に伝送するものである(図2.2.22)。本システムの観測装置は主に次の3つの装置から成っている。
◎FMトランスミッターデータ送信装置
データ送信装置
◎ソーラーバッテリー
電源供給装置
◎制御装置(コントロールユニット)
補助データ記録装置(バックアップデータの収録)も内蔵