日本財団 図書館


伝送方法はFMトランスミッター(f=407M帯、P:0.1W)によるもので、これらの情報は漁海況予報事業に活用されるとともに、釣船やレジャー関係者向けに毎日、電話やFaxで速報が流されている。
同様に、気象・海洋観測データの伝送手段にFMトランスミッターを用いたシステムがある(西川ら,1990)。これは北海道の沿岸域に設置されたテレメーターブイによるもので、気象(大気圧、気温、湿度、風向・風速、日射量)、水温、塩分、流向・流速、波高、潮位等の気象・海洋観測データを陸上に伝送するものである(図2.2.22)。本システムの観測装置は主に次の3つの装置から成っている。

◎FMトランスミッターデータ送信装置

データ送信装置

◎ソーラーバッテリー

電源供給装置

◎制御装置(コントロールユニット)

補助データ記録装置(バックアップデータの収録)も内蔵

 

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION