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 a.変換前の統合処理 編集に必要な区域内にBファイルがある場合は、変換前のデータ統合処理を実行する。すなわち、Bファイルのオリジナル地名データから必要区域のセル単位ごとのデータファイルを選別抽出し、さらにこれら複数のファイルを1つのファイルに統合する。この作業はMS-DOSのコマンドを使用し手動で行う。

 b.変換ソフトウェアの実行
 オリジナル地名データを読み、漢字地名と英字地名を分別してそれぞれのテンポラリファイルに格納する。
 テンポラリファイルを読み、漢字地名と英字地名の表示位置が予め決めた位置差で一致するものを同じ地名データと判断して、漢字及び英字で構成する地名データを作成する。同じ地名を表す漢字地名の位置と英字地名の位置は、必ずしも完全に一致していないので上記操作が必要である。
 表示位置が一致する組み合わせがない場合は、漢字または英字のみの地名データを作成し、存在しなかった漢字または英字の空欄を作成する。
 英字を読みこれを仮名字に変換して同じ位置データの仮名欄に記載する。英字がない場合は英字欄仮名字欄共に空欄を作る。

(2)地名データの新規登録及び修正

地名データの新規登録及び検査結果の修正を下記項目について行う。

 a.新規登録(表示位置、表示位置基準等の属性データを含む)。

 b.字体の違い、読み・綴り・わかち書き等の修正。

 c.3種の文字種(漢字・英字・仮名字)の内、火種文字の補充。

 d.表示位置及び表示位置基準の修正。

(3)地名データのフォーマット検査

 前(2)項で新規登録または修正したデータが、フォーマットと合致しているかどうかを検査し、検査結果の修正を要する事項をプリンターに出力する。出力する項目は次のとおりである。

 a.表示位置及び表示位置基準等の属性データのバイト位置が、基準フォーマットと合致しているか。

 b.ヘッダー行のバイト数(復帰・改行記号を含めて64バイト)が正規であるか。

 c.漢字文字欄に漢字以外の文字(2バイト文字以外の文字)が混入していないか。

 

 

 

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