・セメント積出港建設計画
’99年稼動予定のセメント工場に合わせて20,000dwt般用セメント積出新港を建設する計画。現存のメイン・チャンネルから伸びるアプローチ・チャンネルをセメント工場岸壁まで造る案とコスト面等で比較検討中。
Port Authority of Quang Ninhによれば、セメント工場は、’99年までに年間150万トンの生産能力を持ち2000年以降は450万トンの能力となる予定である。計画中の積出新港までは、セメント工場からの陸上約5kmをベルトコンベアーでつなぐことになる。一方、アプローチチャンネルを新設する案は、セメント工場とメインチャンネル間の約6kmを浚渫することとなる。アプローチチャンネル新設後の埋没はない。周辺の土砂流入量は20年間で数十センチのみという調査結果がある。この計画については、セメント会社が行っている。ただし、アプローチチャンネルの長さについては、10kmとの情報もあり、この距離に桟橋を架設するというアイディアも出ているようで、日系セメント会社の依頼を受けて実際の調査・検討は日本企業が行っているようである。
・メイン・チャンネル増幅計画
現存のメイン・チャンネル(深さ-8.1m、幅110m)を深さ-9.0m、幅220mにする計画。JICAの地質調査によれば、-13mに岩盤層があるとの報告がなされている。
4.5 ニャチャン港拡張計画
国内資金950万ドルにて実施予定。
4.6 カントン港バース・倉庫建設計画
国内資金3,500万ドルにて実施予定。
4.7 クイニョン港拡張計画