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の維持凌渫をハイフォン港独自で行うために凌渫船を購入する計画を策定中。

4.3 ダナン港

Vinamarine訪問時に得られた情報では、コンテナ・バース水深を3万DWT般用に凌渫する予定で、ヴィエトナム国内資金1,400万ドルが投入される見込。

4.4 クアンニン港

クアンニン省の港は、ほとんどが企業の専用港である。省内最大のカムファ港は、石炭積出港で年間最大800万トンの取扱能力である。実際の貨物量は、年間500万トン(内石炭が400万トン、石油が100万トン)で、一般貨物は少ない。近年の問題点としては、50,000dwt級船舶の入出港が増えつつあるが、チャンネルの水深が浅いため、ハロン湾外側ではしけによる沖取りで対応している。このため、50,000dwt級船舶が接岸可能な岸壁整備を要請してるが計画が進んでいない。また、ハロン湾にある年間300万トンの取扱能力をもつ石油ガソリン総合会社石油積出港の移転要請が出ているが、代替用地の選定・建設工事費をいかにするかという課題もあるという。
クアンニン省各港の荷役設備は、どれもフランス植民地時代のもので、老朽化が激しい。このため、設備の修理・改造によるグレードアップでは効率を上げることができない。リブレースにより効率的に設備能力の増強をはかる必要があるとのこと。

Port Authority of Quan Ninhにて聴取した港湾建設・拡張計画の概要を以下に記す。

・カイラン港建設計画

現在1ヶ所のバースを第1期工事で6ヶ所増設して7ヶ所とする計画で・政府許可は下りているもの。7ヶ所のうち2ヶ所が40,000〜50,000dwt般用で、5ヶ所が10,000〜20,000dwt般用とする予定。

 

 

 

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