
る加藤直さんという方にお願いした。快く引き受けて頂いて、脚本に添いながらいろいろなサゼッションを頂戴した。役者はもちろんだが、完成度を高めるためにスタッフをきちっとする必要があるということで、全員プロにした。その公演の旗頭に熊谷真美さんをお迎えした。実際けいこに入っていった地元の高校生が4人程いたが、その子達のおかげで、極めて生き生きとした舞台を作っていくことができた。結果的に1月の15・16日、2日とも札止めにするくらいに舞台を作りあげることができた。観に来た人は、メインになるプロの姿を観ればそれでいいんだ、とお考えになったようだが、作品そのものは極めて完成度の高いものになったものだから、郷台に出た人は全部プロじゃないかと思った人もいたようだ。ただ、お金はかなりかかった。それこそお金を持っていってプロの芝居を買ってきた方がかえって安かったということはある。しかし、それに係わった人、見てくれた人は、未だにその話題を出して、再演を希望する声が止まない。そこで先月、オーディションをして新たな作品を作りあげよう、ということで今動き出しているところだ。
○間瀬 さきほどの事業展開の話は今日意識的に避けていたが、本来の地域施設の事業展開は、こういう形ではないかと思う。それには舞台のスタッフも、事業担当者がやってるのだから関係ないとはいかないだろう。舞台スタッフも一緒になって係わってほしいと思う。そういう関係を作ってほしいと思う。
きっちりとした結論は出なかったが、皆さんの活発な御意見を頂きながら予定の時間になった。とりあえずこのシンポジウムを終わらせて頂きたい。この続きは、懇親会に席を移し自由なコミュニケーションをお願いしたい。ご協力ありがとうございました。
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