
どうするのかとなってくると、平台を何年も使いたいとなってくると、釘を打ってもよい平台と釘を打たせない平台に分けて使用すると平台も長持ちするのではないか。又平台の天板、枠などは別に売っているので取り替えればよいのではないでしょうか。
これと同じ事が舞台の床にも言えるのではないでしょうか。劇場によっては、釘打ちはよいけれどガムテープは駄目、釘打ちは駄目だけれどガムテープはよいという劇場もあります。平台は高いと言いますが、舞台の床はどうなのか、実際に床は釘打ちをしなければ大きい芝居の時はできない場合がありますが、劇場の状態によってフローリングなどの場合釘打ちができないところもあります。仕方がないのでガムテープなど他の方法でやる場合があります。
私の所の例で言いますと、釘打ちはさせています。それでも最初は、よいですとはいいません。なるべくシズなどで抑さえて下さい。どうしても抑さえ切れなければ釘を打ってもよいですと言います。そしてガムテープはお断りしていますが釘がどうしても打てないところは、ガムテープを使用させています。こういう風に話を持つていかないと、あれも駄目、これも駄目では丁寧に使うということではよいかも知れませんが、色々な催し物が入って来た時にはそれなりにどうしても釘などを打たなければなりません。それと表から入ってきた方は仕込みがスムーズに行くように前の劇場の事を言います。
例えばどこの小屋はやらしてくれましたよなどと言います。そうするとうちの小屋だけが意地悪をしているようなことになり仕方がなくやらせてしまう事になりますが、そこは皆さんのほうでうまくやって下さい。以上のような事を考えて、平台は高価なものと言う事で話をしてますが、安全管理を考えて台数をふり分ける等使い方と安全面を考えて運営して下さい。
3.綱元の取扱いに関して
最近公文協の加盟する館で、ロープを完全にロックするとロックされた部分のロープがおかしくなってしまう、バトン全体の重量バランスが崩れる場合、ロープをねじって使いますが、ねじって使うとロープが擦れるのでやめてほしい。このようなホールが多くなってきています。
これは安全管理面から見たら大変問題があると思います。私がこの世界に入ったときは、ロープは完全にロックする、重たい物を吊こんだ場合はロープをねじって途中に角材又は真ん中にクランプを入れて止めるように教えてもらいましたが、最近では、安全管理面ができていない小屋が多くなってきています。
このような状態で起きたのが今回資料の事故です。これは管理側の問題で起きた事故ですが、利用者が招いた事故があります。
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