
提言安全管理と運用提言者(社)日本照明家協会
理事 勝見昭二
1.持込み重量物の表示関係について
外部から入ってくる業者が持込む器材について、どれだけの重量物でバトンに何キロ吊り込むのか、又吊こむことが出来るのか、PAでスピーカを積み上げる、又吊込む時も同じです。同じものを持っている場合はキロ数が分かるのだが、ない場合は対応に苦脳することがあると思います。このため、全国ホール協会及び(社)全国公立文化施設協会が金口本舞台・テレビ技術関連団体連絡協議会に要請し重量表示できないものかと、平成5年から検討を始め平成7年に各事業関係に重さによって色分けしてあるシールを配布し検討してこのシールができました。
重さによって色分けしてありますから、このバトンには何キロ吊こんであるかと分かりますので事故を未然に防ぎ、危険性を認識する事ができます。特に赤マークだと注意する必要があります。
この表示に関しては表から入ってくる業者が、逆にホールの備品を使用する場合、この器材は何キロなのかと分からない場合があるのではないかと言う問題もありますので、ホール側備品にも表示シールを貼る事を検討する必要が出てくるのではないか。ただしシールが貼ってないからといって違反じゃないかというのは間違いであり、あくまでも協力段階であるから、これから徐々に貼ってくるのではないか。北海道の業者ではまだ貼っている所はないが、東京辺りでは貼っている業者もいる。今後このシールを貼ってくる業者がいると思うので、大道具庫の入口当たりに表示してチェックをしてはどうか。
2.平台等比較的高価な消耗品の取扱いに関して
平台は値段が高いので釘などを打たないで丁寧に使ってほしい意見があります。購入する時は、備品でも使用する時は消耗品ではないだろうか。
平台だけでなく、マイクでも、ライトでもなんでも丁寧に使う事は当たり前の事であるが、平台で雛段を組む時に安全面を考えて、釘を打つ、ガチで押さえる事があると思いますが釘打ちも痛むから駄目、ガチも駄目では安全面から見たら問題があるのでないか。
合唱台を組む時の平台は、各ホールに合わして作っていると思いますが、それ以外のもので雛段を組むとき、箱足、高足を何段か組み合わせて使用するときは、安全面を考えて釘を打つ、ガチで押さえる事がでてくるのではないでしょうか。そういう時
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