
音響係としての心得 講師日本音響家協会北海道支部
支部長山形等
1 公共ホールの問題点
?@ホールの設立段階においての意図が変わっていないか
?A運営が的確にされているか
?B専門家の意見が取り入れられ、反映されているか
○公共性ホールを計画する人
○準備する人
○オープン後に管理運営をする人
これらに携わる半数以上の人は素人てある。また、利用する人も素人が多く、照明や音響、舞台などに携わる施設職員が頼りである。しかし、これらの人達も2〜3年で異動するため、利用者との連絡に不便をきたすことが多い。
公共ホールにおいては、舞台関係(に従事する職員を専門職として配置し、異動することがないような人事上の配慮を願いたい。
2 運営する者の責務

3 音響家としての心得
○12のルール
?@ケガをしない、させない
?A機材を壊さない、壊されない
?B機材を紛失しない
?C楽器を壊さない
?D舞台上での履物に注意する
?E舞台での服装に注意する
?F演奏・演技の批評、批判をしない
?G音響家が自ら雑音、騒音を発生しない
?H舞台床や壁にテープなどを貼るときには注意する
?I控室は常に整理整頓し、清潔に使用する
?J定位置から移動した機器は、終演後速やかに元に戻す
?K使用済みのガムテープやビニールテープは、必ず清掃する
4 マイクセッティングの注意
?@仕込みでは、各パートが慌ただしく作業をするため、マイクヘッドの仕込みは最後の方で行うとよい。
?Aマイクケーブルの巻きは、一つの輪が1mになるようにすると、数えるだけで長さを知ることができる。末端のコネクターを接続しておけば、ゴミや水滴から保護され、踏みつけられての変形もない。
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