日本財団 図書館


以下、今回の包括呼吸リハ試行において感じた問題点について考察を加える。

A.対象者の選定

欧米では包括呼吸リハの講習は個別あるいは小グループ方式を基本として行われている。われわれもそのような方式を考慮したが、

?@個別方式では時間がかかりすぎる、
?A小グループでするにも対象者をどのような基準で選別するのがむずかしい、
?Bはじめはクラス方式で包括呼吸リハに関する概略をつかんでもらい、その後個別ないし小グループ方式を導入した方がむだがない、

などの理由で、受講希望者をすべて対象とした。
47名中24名(51%)が受講を希望した。約半数が受講を希望しなかったが、それが病気に対する無関心からでたものかはわからない。しかし、約半数が受講希望を表明したことは、包括呼吸リハに対する期待があったためと思われる。受講希望者24名中、講習に実際参加したものは15

 

../images/030-1.gif

 

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION