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内的要因を探るため、社会生活機能調査項目の因子構造について検討した。因子分析は、因子の抽出を主因子法、因子軸の回転を基準化バりマックス法によって行い、因子数は、3因子から7因子の間で反復試行した。

最適解は因子数を6とした時に得られ、因子負荷行列は表3のとおりであった。第1因子には11項目、第2因子には6項目、第3〜5因子にはそれぞれ4項日が因子負荷を持ったが、第6因子にはNo.30のみが大きな因子負荷を示した。設問の内容と因子負荷行列から、第1因子に大きな負荷を持つ設問は手段的ADL関連項目、以下、第2因子は身体的ADL関連項目、第3因子は対外交渉関連項目、第4因子は知的能動性関連項目、第5因子は咀嚼会話関連項目、第6因子は失禁経験関連項目と解釈された。第1から第5因子までの累積因子寄与卒は47.1%であった。

これらの各ADL関連項目ごとに、一項日以上できないと回答したもの(障害があるもの)の割合を男女別、各年齢階層別に示したものが図1である。男女とも年齢が高くなるにつれて、有障害者の割合

 

 

 

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