
ずに時間を使って、無理にお医者さんのところへ急いで行くことも要らんですから、ゆっくり畑で自然を相手に、ときには土を掘ってみるとミミズが挨拶にくることもありますけれど、そういうのを相手に語ってみるのもどうだろうかなと思うようなんです。
そういうことをしておりますと、今年はありがたいものです。貧乏人、苦労する者にはありがたいアイデアリサイクル支援事業というのをいただいたんです。だからこれまではよその畑をつくるんですからと思いながら、これは好んでやることですから、向こうから頼まれてやるんではないですから自分がやっているけど、だから土を買う、花を買うっていうのはみな年金から出すようですけれども、考えようによっては自分が好んでやるのですから、ある人が街へ行って何かを買うのと同じで、楽しくやっているようなことなんですけれどもね。
そういうようなことでやっておりますと、ほかの方がたくさん「新庄さん、これを何かしてみてごらん」て、もうたくさんの物をくださるようになったんです。これは、おばあちゃんが着とった着物。これは娘の若い頃の……って言われると、いやっていうことは言わない。さりとて…ていうのもあるけど、さりとてやらなきゃいけない。せっかく私ならやってくれるだろうと人が言ってくださっておるんだからやってみよう一というようなことで、今日も向こうの部屋でリサイクルコーナーをつくってみたんですけど、みんな仲間が集まってやるというようなことで、とにかく私がしなくて誰がやるうぬぼれもいいところですけど、そういうようなことで、環境保全もまずやってみる。
やりなさいと言うよりまずやってみようというようなことで、明け暮れているようなことでございます。
以上です。
〔脇坂先生〕
ありがとうございました。
それでは、それぞれの皆さんに御意見をいただきましたが、後時間のあります限り、少し自由に御討議いただくことにいたしまして、福田先生、このレジメの中に提案されております、私、文系からのアプローチとしての環境問題って大変嬉しく聞かせてもらったんですが、下の方に「アジア文学館構想」とか、「山口県文学館の設立」とかいう言葉が出てきますが、ちょっと御説明いただけますか。
〔福田先生〕
これはちょっと花火を打ち上げたといいましょうか、何か山口県政に少しでも寄与するようなことを言った方がいいんじゃないかという多分に政治的な発言でございま
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