
もともと私はコンクリートが大好きです。ボン、ベルリン、ドイツですね。そして東京に住んでたんですね。う一ん、楽しかったんです。ところで、東京で毎日会えるお姉さんって一度も会ってないんで、まだ独身です。会いたくなかったから会わなかったかもしれないかな。そして山口に来たので、自然も大好きなんですけれどもね、自然は僕はもう昔から遠くから見た方がええなと思ってたんですよ。要するに自然に出て、家に、コンクリートのところに戻って安心するんですね。今日またちゃんと自然があった。それを確認して、自然に出るんですね。
もともとは虫が大の苦手でして。山口に来て学生アパートに住んだところ玄関の前にヘビが居眠りして、それこそ変な合唱団が前の田んぼでだけじゃなくて、私の部屋を通過するんですよ。
ときどき寝ている間に、カエルが私の腹の上に一遍止まったんですよ。そして、「ガア」と言って飛ぶんですね。だから今、引っ越したんですよ。今度こそ湯田のマンションの上、ちょうど遠くから自然が見えるところなんです。でも結局、僕は引っ越したのが、ぼろい、古い神社の麓で、来年の夏、恐らく私のアパートがまた動物園に変化すると、今大変心配しているんですよ。もしかしたら、私は自然が好きなんですね。
この話はここに書いであることと関連していると思うんですけれども、コンクリートも好きなんですよ、実は。シンセサイザーやっているので、結構、何ていうか必要以上に電気を消費をしてしまうんですけれども、一番大切なのは、人間は自然と調和するわけですね。
全部自分の賛沢なものを切り捨てるというのは、現実論で言うと話もできないと思うんですけれども。で、みんな人間は怠け者なんですけれども、このことが一番出てくるのはゴミ問題だと思います。
私達は今ゴミ問題を本当に真剣に考えなきゃならないと思うんですけれども、これは一つの国だけではなくて本当に全世界、グローバルに考える必要があると思うんですけれども、とにかく個人としては何ができるかというと、やはりコンクリートの中に住んでいても、きれいな自然の中に住んでいてもみんな同じなんですけれども、何ができるかというと、やはり余り偉そうなことは言えないんですね。とにかく大前提としては、人間は怠け者であるというのがあるんですからね。そうですよ。結構岩国まで来るのも面倒くさくて、うちで酒飲んだ方が楽しい。
ですが、これでドイツは結構うまい手をとったなと思うんですね。環境問題はゴミ問題を超えると思います。生活環境はいろんなものなんですよ。歴史、文化等々を意味するんですね。考えてみれば、例えば皆さん、日本人であることを考えてください。何があるでしょうか。教育でしょう。伝統でしょう。これ、ほとんどは無意識に受け継いだものなんですけれども、そして教育の中で次の世代にまた引き渡すわけでしょ
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