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ラン)」を策定し、その中で全国1万ヶ所に在宅介護支援センターを整備することが示され、平成2年度から整備事業が進められてきた。
本市においては、在宅ケア・ホットラインが在宅介護支援センターの機能を概ね含んでいた(ただし、休日・夜間の機能はなかった)こともあって、その設置を見送ってきたところである。
しかし、先述の福岡市高齢者保健福祉計画の策定過程において、人口の高齢化等に伴い今後増大・多様化する高齢者のニーズに的確に対応するため、保健所に設置されていた在宅ケア・ホットラインを中心に、在宅介護支援センターネットワークを構築し、保健・医療・福祉の連携による在宅介護支援体制の充実を図ることとした。
(2)業務内容(図7、図8)
?相談と訪問
電話や窓口で相談を受け、介護状況等の把握のために家庭を訪問調査し、介護方法等の指導・助言を行うほか、家族等の援助について助言を行う。また、福祉サービス等の手続を代行し、申請の便宜を図っている。
?総合調整とサービス提供
相談と調査の結果から、利用者に適した援助計画を立て、その計画に基づき、保健・医療・福祉の関係機関と連携を取り、機能訓練や往診・訪問看護、福祉サービス等の各種サービスの利用を調整し、必要なサービスの総合的な提供を図っている。
?ケース・フォロー
訪問等で定期的に状況を把握し、必要な指導・助言を行い、状況の変化に応じて計画見直し及びサービスの再調整などのフォローを行っている。
?在宅ケア支援システム推進のための事業(保健所在宅ケア・ホットライン)
関係者による事例検討会の開催や、市・区段階での総合的な推進会議を開催し、在宅ケア支援システムの構築を図っている。また、ケース台帳の整備、介護教室の開催、福祉用具の紹介等の活動も行っている。
(3)在宅ケア・ホットラインの整備
平成4年からスタートした在宅ケア・ホットラインは、平成6年度より保健所在宅介護支援センターが併設されることにより、休日・夜間の24時間相談体

 

 

 

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