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?相互に支え合い連帯できる社会
若い世代と高齢者、障害を持つ人と持たない人など、世代等を超えてそれぞれの生活や立場を尊重しながら、支え合い連帯し、心豊かに生きることのできる社会であること。
?健やかで安らぎのあるまち“ふくおか”
行政や民間団体、市民がそれぞれの役割と責務のもとで協働し一体となり、高齢者や障害者などすべての市民にとって、健やかで安らぎのあるまち“ふくおか”を築きあげること。
なお、これらの基本理念を進めるに当たってのキーワードは「自助・互助・公助」である。「自助」とは市民が元気で主役、すなわち市民主体をいい、「互助」とは相互に支え合うシステムづくりであり、地域社会への市民や企業の積極的参加を求めることである。また、「公助」とは保健・医療・福祉の連携を図るとともに、ハード・ソフトにわたる基盤整備と調整機能という行政の役割を確立していくことである。
(3)福岡市における特徴的事業
(2)の基本理念はともするとどの社会でも通用する普遍的なものであるが、「福岡型」のもう一方の意味である“福岡市が行う特徴的なもの”としては次のものが挙げられる。
?健康づくりセンターを中心とした健康づくり施設群ネットワークで健康づくりサポートを推進
平成6年12月にオープンした健康づくりセンター(あいれふ)を中心にして、各区の保健所などの健康づくり施設群ネットワークで市民の健康づくりのサポートを推進していく、というものである。先に挙げたキーワードでいう「自助」であり、市民が元気で主役、ということを行っている。
?社会福祉協議会活動を中心とした市民や企業の参加による地域福祉の推進
拠点施設として現在建設中の総合センター市民福祉プラザ(仮称)、区、地域(公民館等)などの福祉の三層システム構造により市民の活動支援体制を整備するものである。また、高齢者、障害者等が地域社会において快適に安心して生活できるよう。地域福祉活動の振興をはかるため平成3年4月に地域福祉活動振興基金が設置され(平成8年3月31日現在52億9,779干万円)、市、区、校区社会福祉協議会を中心に配食サービス、民間デイ

 

 

 

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