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(6)今後の課題
人生80年時代を迎え、長期化した高齢期をいかに「生きがい」をもって健やかに、かつ有意義に過ごすかが重要な課題になってきており、高齢者の大半を占める元気な高齢者がいつまでも元気で暮らし続けることができるよう、生きがいづくりの支援を進めることが重要となっている。そのため、老人福祉センターを各区における健康な高齢者の生きがいづくりの拠点として位置づけ、他の生涯学習施設と連携した事業や場を提供するなど、高齢者の活動の機会や場を提供することにより、生きがい対策のシステムづくりを進め、生きがいの創造や社会参加の推進を支援することが必要である。
 
5 高齢者が活動しやすい環境づくり
(1)住宅対策
高齢者が地域で安心して暮らせるようにするため、日常の生活の場となる住宅の整備に対して、次のような支援策を実施している。
?高齢者住宅整備資金の貸付
高齢者と家族との同居を促進するため、高齢者のために居室・浴室・便所・段差の解消その他、日常生活上必要と認められる住宅設備の整備を行う場合に、整備に必要な資金を低利で貸付けている。
限度額 500万円
?高齢者福祉住宅
高齢者世帯を対象に、市営住宅の一部を「高齢者福祉住宅」として、年1回一般とは別枠で募集を行っている。
?高齢者ケア付住宅
火災、ガス漏れの警報機、てすりの設置や段差の解消など高齢者が自立して生活がおくれるように配慮されるとともに、生活援助員が入居者の生活相談にあたるなど、住宅と福祉サービスが一体となっている市営住宅の建設を進めている。
?今後の課題
高齢化社会の進行にともない、高齢者が住み慣れた地域で安心して暮らせる

 

 

 

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