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iii 看護短期大学の建設
平成8年度に市立看護専門学校の定員増(205名→360名)を図ったが、さらに高度の知識をもった看護人材の確保を図るため、平成10年度開学を目標に看護短期大学の建設に着手している。
 
?ボランティアの養成
ボランティア活動の促進を図るため、平成4年度から各区にボランティアビューローを設置し、専任のボランティアコーディネーターの配置を進めている。
さらに、小学校下を基本として、身近なボランティア情報の提供を行うボランティアコーナーを設置するなどボランティア活動推進の支援を行っている。
《ボランティアビューロー、コーナーの設置状況》(平成8年度末)
ボランティアビューローの設置 24区
ボランティアコーナーの設置 20カ所
 
?今後の課題
大阪市においては、高齢者の増加、核家族化の進展による世帯規模の縮小や女性の社会進出により、家庭における看護・介護機能が低下してきており、今後、老人保健施設や特別養護老人ホーム等の施設整備はもとより、老人訪問看護・ホームヘルプサービス等の在宅保健・福祉サービスを充実させていくためには、人材の量的確保とともに質的向上の必要性が高まってくる。そのため、保健・福祉サービスに従事する職員の勤務条件の改善・研修養成力の強化など、総合的体系的な確保対策を推進していく必要がある。
 
4 高齢者の生きがいづくりと社会参加
長い高齢期を安定した生きがいのある充実した生活とするためには、高齢者の社会参加を促進し、生きがいづくりを積極的に推進することが必要である考えており、次のような支援策を実施している。
 
(1)老人福祉センター
各区1カ所を基本として、地域の高齢者の各種相談やレクリエーション機会の提供、老人クラブの援助を通じた高齢者の社会参加の促進を図るとともに、

 

 

 

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