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?ショートステイ
ねたきり・痴呆性の高齢者を介護している家族が、疾病・出産等の理由で介護が困難になった場合に、特別養護老人ホームで1週間程度(最長1ヵ月)高齢者を預かり、日常生活の介護を行っている。現在、年間利用回数の倍増に向け、特別養護老人ホームの整備にあわせて、ショートステイの専用床の確保を図っているところである。
 
?入浴サービス
家庭で入浴できないねたきり高齢者を対象に、特別養護老人ホーム等の特別浴室を利用した「通所入浴サービス」と、移動入浴車が家庭を訪問して家庭で入浴する「訪問入浴サービス」を実施している。利用回数は、現在月4回であるが、今後は利用回数の増を検討する必要がある。
 
?食事サービス
健康の増進、孤独感の解消・地域との交流を図るため、地域集会所や老人憩の家などで週1回を原則に会食する「ふれあい型」と、虚弱高齢者を対象に週4回・1日1回の配食を行う「生活支援型」を実施している。「ふれあい型」については、全小学校下での実施に向けて、箇所数の増加を図っているところであり、「生活支援型」についても、全区の在宅サービスセンターでの実施を検討している。
《「ふれあい型」食事サービスの実施状況》(平成8年度末)
実施箇所数 216カ所
小学校下数 295カ所
 
?相談事業等
高齢者やその家族が抱えるさまざまな悩みや心配ごとに対応するため、大阪市高齢者総合相談情報センターにおいて、相談(生活一般相談、法律・介護・年金などの専門相談、職業相談)に応じるとともに、福祉機器の展示・販売・相談を実施している。
また、高齢者総合相談情報センターでは、平成3年12月からひとり暮らしの高齢者のための緊急時の通報システムを開始し、消防局と連携して、24時間体制で緊急時の安全確保に努めている。

 

 

 

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