口駅の上下ホームに各一基ずつ、昇降用エレベーターを設置する。さらに、駅前広場脇に障害者専用の駐車スペースの設置するほか、駅周辺に配置する展示ブロックの色や配置などについても、障害者団体の意見を取り入れて整備することとしている。（平成９年度完成予定）

イ ハローブリッジ

平成５年３月、川崎区の第一京浜国道交差点に生まれた新しいタイプの歩道橋「ハローブリッジ」は全国的にも珍しい四隅にエレベーターを持った施設である。幅は７ｍ（最大１４ｍ）であり、スロープの勾配も緩やかにつくられている。歩道橋本体はＸ字型で、どの方向にも自由に行き来でき、橋中央部の交差部には、都市景観を考慮しモニュメントを置いた。誰もが安全で快適に利用できる「ハローブリッジ」は、人々が集まりたたずみ交錯する空間、広場的機能の復権をめざしたものといえる。

（図６、ハローブリッジ）

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