ているという状況でございまして、この対策につきましても進めていかなければいけないというふうに考えております。」(5)。
さらにまた、
〔委員〕「中国の船、韓国の船、台湾の船はよく緊急避難と称して、私も対馬の舟志湾で現実に見たのですけれども、すごい天気のいい日にでも湾内に入ってきている。そして湾外に出ていくときにそのままごっそりと、いわば網を引いて領海内の魚をとっていくということが頻繁に行われているようでございます。さきには、去年の7月には五島の玉之浦湾で、台風時に台湾の船が定置網に引っ掛けて、これは避難の時だったのですが、かなりの金額、水道管の損壊も入れますと約六千万近い損害を与えたわけです。こういった、先ほどの水産庁長官が言った漁具被害についてですが、例えば、玉之浦湾の中国漁船による被害は、やっと今台湾のどの船かということがわかったというぐらいで、水産庁も外務省も、それは民間のことだから勝手にやれ、それなら国際避難港は返上したいと地元の人は言っているぐらい。そのような状況であることをよくわかっていただきながら、一方、今度は日本の船が韓国で、例えば台風時とか大雨あるいは大あらしのときに韓国の港に避難しようとすると、なかなか入れてくれない。外務省の連絡があるまで待てということで三時間も四時間も島に待たされていて、港に入れてくれない。やっと四時間か五時間たって外務省と連絡がとれて、鬱陵島あたりの話でも、島陰に連れていかれるだけで湾内には入れてくれない。日本には堂々と天気のいい日も、私がこの目で見て、湾内に入ってきている。こういうことがなぜこうなっているか、一つ外務省に。そしてその被害等についての交渉の経緯、何らかの方法は、二百海里になってからもこれから頻繁にそういう問題が起こると思うのですが、それに対する水産庁の考え方、この二つを手短にお答えいただきたい。」
〔説明員〕「先生今お尋ねの緊急入域についてお答え申し上げます。対馬、五島周辺の外国漁船の緊急入域につきましては、先生御指摘のとおり多数来ておりまして、私どもの確認している限りでは、平成5年1,014隻、それから平成6年560隻、平成7年863隻という数に上っております。海上保安庁とし
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