て決定を行うことになっている。スキェルニェヴィッツェ県の場合、県が単独で事業を行うよりも、実際にはグミナと共同で事業を行うことが多い。その場合県は実質的な権限をグミナ側に委任し、県は補助金を出すという形で参加している。最近の主たる事務は医療関連や農村の生活水準の向上、ないし環境保全に関するものが多くなっているが、他にも上下水道や交通通信網の整備に関する事業も進められている。なお県とグミナの権限分担に関しては、地方自治法の規定に基づいて県知事とグミナの長の問で分担に関する協定を締結している。特に県知事(国家行政)からの委任事務となる市民登録(戸籍)関係や自動車の登録などについては、県側が予算とスタッフを負担することになっている。最近は一部の市に対して建設管理(都市計画)などに関する事務を委任する場合もあるが、この場合は市側で十分なスタッフを確保することが前提として必要であり、建設管理の委任について