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トンがコンテナ貨物で、コンテナ化率85%、年平均14%の率でコンテナ貨物の取扱量が増えている。
 一方全国の国際航空貨物量は154万トンであるが、国際航路の関係から中部地区は5万トン(3%)にとどまり、その大半は名古屋空港の取り扱いとなっている。
 

b 国際貨物取扱量の予測

 海運の国際貨物取扱量は、運輸省、名古屋港管理組合、四日市港管理組合などから出されたものがある。名古屋港の外貿コンテナ取扱量については、名古屋港が毎年2桁台で取扱量が増大していること、その後の名古屋港の港湾機能の強化計画なども含めて勘案すると、西暦2000年頃には、名古屋港と四日市港合わせて3,000万トン程度に達するものとみられる。
 中部ロジスティクス研究会事務局による「中央国際空港私案」での航空貨物需要予測では、2005年に中部新国際空港が開港したものとした場合で、国内航空貨物は18万トン、国際航空貨物は35万トン、2025年では国内航空貨物は23万トン、国際航空貨物は110万トンとなっている。
 

イ 名古屋大都市圏おける物流拠点の整備動向
 (ア)物流拠点施設の現状
 a トラックターミナル

 中部5県には、一般ターミナル2カ所、特積事業者専用ターミナルが355カ所(対全国北約22%)存在し、全国的にみてもターミナル数が多い地域である。また、専用ターミナルの敷地面積4,000?以上のものが中部には209カ所あり、規模の大きなものが多い。

 b 倉庫

 中部地区における入庫量は全国シェア20%前後で推移している一方、平均月末在庫量ののびは全国平均の伸び率より緩やかで、回転率が高いことを示している。また、各種アンケート調査の中には、保管施設の不足傾向といった指摘もある。
 

(イ)既設の物流拠点施設概要

・藤前流通業務団地 :54.9ha、 流通業務団地(名古屋市)
・岐阜流通業務団地:33ha、流通業務団地(羽島郡)
・名古屋港流通センター:60.4ha、集団化倉庫(名古屋市)
 
 

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