っている。
商業系用途地域はJR大府駅・共和駅周辺に指定されており、その周辺部が住居地域である。特に住居専用系は、基盤整備が行われた地区を中心に指定されている。
工業地域及び工業専用地域は、JR東海道本線沿線及び、市街化区域外郭部に指定されている。農業振興地域(農用地)は、市街化調整区域の凄地に広く指定されており、基盤整備の行われている田のほか、宅地化が進んでいる部分を除くとほとんどの畑も農用地となっている。
大府市の土地利用状況は、JR東海道本線大府駅周辺及び共和駅周辺の既成市街地とその周辺の新市街地が、JR東海道本線を軸に市の中央部を南北に広がり、その角囲は農地と集落地になっている。
市街地の構成は、JR東海道本線大府駅周辺及び共和駅を中心とした二局構造となっており、2つの駅の周辺に商業地が形成され、その周囲が住宅地となっている。工業地は、2つの駅に近接した録道沿い及び市街地の外郭に形成されている。
なお、市街地は、JR東海道本線及び市街地中心部の工業地により、東西芳向の一体性が図りがたい状況にある。
土地利用状況を経年的にみてみると、農地が10ha/年程度で減少しているのに対し、住宅地は同程度増加している。農地の6割以上は畑で占められているが、減少している農地の大半が田であり市街地に隣接した田の宅地化が進んでいると推測される。
(7)道路網と整備状況
大府市の広域的な道路綱は、知多半島道路、名四国道(国道23号)、国道155号をはじめとして、名古屋市と周辺地域である知多半島及び西三河を結ぶ名古屋都心部を中心とする放射状道路と、それらの道路を結ぶ環状線により構成されており、名古屋市や本市以南の知多半島及び西三河部への交通アクセスは図りやすい状況にある。
しかし東西方向の道路は国道155号のみであり、市街地中央部を南北にJR東海道本線が通っていることから東西方向のネットワークが不足している状況にある。公共交通機関については、JR大府・共和駅までの交通手段としてのバス路
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