線やその運行本数の充実、公共交通サービスの恩恵を受けていない地域の解消などの課題を残している。
今後、第二東名など国土スケールの道路の建設、あいち健康の森・中部新国際空港の建設などにより、市を取りまく交通環境は大きく変化することが予想される。
(8)都市基盤状況
ア 都市計画道路
都市計画道路は、市街地の外郭をJR東海道本線と平行に南北に通る(都)名古屋刈谷線・(都)大府東浦線と、広域的な環状道路を形成する(都)瀬戸大府東海線を骨格として、鉄道沿線の市街地を結ぶ南北方向の道路により栴成されている。なお整備状況は都市計画道路29路線、総延長71.0?に対して27.4?(整備率38.6%)という状況であるほか、部分的に未整備な路線が多く、都市計画道路のネットワークは十分に確保されていない状況である。また、骨格的な南北方向の広域幹線道路である(都)名古屋刈谷線・(都)大府東浦線が未整備となっている。
イ 都市計画公園
大府市には、37箇所の都市公園があり、その内訳は街区(児童)公園31箇所(7.23ha)、近隣公園2箇所(3.1ha)、総合公園2箇所(22.4ha)、広域公園1箇所(52.1ha)、墓園1箇所(12.2ha)であり、街区公園5箇所(0.61ha)、総合公園1箇所、広域公園1箇所を除いてすべて整備済みである。
都市公園はJR大府駅・共和駅周辺の土地区画整理事業実施済地区を中心に配口されており、今後も土地区画整理事業の実施に合わせて整備していく方針となっているが、その他の市街地で公園が不足している。本市南部のあいち健康の森公園(52.1ha:広域公園)や市中央部のニツ池公園(12.6ha)が着々と整備されてきている。
ウ 下水道
公共下水道は、境川流域下水道に接続する流域関連下水道として整備されており、境川浄化センターの稼働に伴い、平成元年4月から供用開始されている。平成7年度末の整備(供用は352haであり、市行政人口に対する普及
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