また、各集落を結ぶ町道の拡幅整備を進めるほか、町内の幹線となる農道や林道の整備を進め、円滑な交通体系を確立する。
c.大崎上島物流拠点の整備
役場周辺の都市的開発に伴い移転が必要となっている現在の建築資材場所(砂荷揚げ場所)については、大崎上島の物流拠点としての機能強化を図るため、垂水から鮒崎地区にかけての地域に新たに物流拠点を整備することで対応する。
また、白水地区には島の特産品を販売する物産販売施設、観光情報などの人、物、情報の交流拠点となる施設の整備を進める。
d.CATVなど、情報基盤の整備と情報サービスの充実
地域に密着した行政情報や文化情報、農林漁業情報の提供と高齢世帯の増加に対応する在宅緊急情報システムや在宅医療システムなどの緊急情報を目的としてCATVなどの農村多元情報システムの整備と情報サービスの提供を行う。なお、情報システムの整備にあたっては、将来、大崎上島3町共同運営を考慮した整備内容とする。
(イ)安全で快適な集落環境の整備
高齢者が安心して居住できる環境を整えるとともに、若い人々が魅力をもって居住できる集落環境の整備を進め、集落人口の維持・増加を図る。
a.生活道路の機能確保
日常生活の利便性の確保と福祉サービスの充実及び地域防災を強化するため、住宅の改築や新築などを通して、自宅への円滑な自動車の乗り入れができる最低幅員4m程度の道路を確保する。
b.下水道など基盤整備の推進
白水地区や垂水地区などの人口集積地区においては、公共下水道の整備を進める。
農村集落などにおいては、農業集落排水施設の整備や合併処理浄化槽の設置を促進し、清潔な生活環境の形成に努める。
(ウ)ライフステージに応じた魅力ある住宅・宅地供給
若い人から高齢者までが快適で魅力ある生活が営める条件を整えるため、各世代に対応した住宅・宅地供給を進める。
a.ライフステージに対応した住宅政策の展開
住宅供給の不足などに起因した若者の島外流出や一人暮らし高齢者世帯の福祉施策などの一環として、各世代に対応した住宅・宅地供給を行う。
このため、老朽化している町営住宅の改築整備や若い世帯を対象とした住宅供給及び住宅適地での宅地造成事業などにより、住宅・宅地供給を行う。