(ウ)島内道路網の改良整備の状況 島内の交通網は、大崎上島の玄関口としての白水、垂水地区のフェリー基地及び鮒崎港を起点に主要地方道大崎上島循環線が唯一の幹線道路となっている。
しかし、一部の区間では、大型車両の通行が困難な幅員箇所があり、また、降雨時には冠水する箇所もあるなど、県道の改良整備が遅れている。
大型車両による島内循環が困難な県道については、住民の利便性と今後の観光機能の強化に対応できる道路網の整備が必要である。
一方、町内の生活道路である町道、農林道は、傾斜の厳しい地形条件から幅員4m未満の箇所も多く、車両の通行に支障をきたしている箇所も多い。住宅福祉サービスや住民の利便性の確保と人口減少集落への若い人の定住を促進するため、住宅供給と併せて道路の整備が課題である。