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b.各種実験的・モデル的事業への挑戦に対する支援

 新技術の導入、新作物・製品の開発、イベント交流事業、PR情報発信事業、起業活動など「新しいモデル」を具体的に実現することが最も効果的である。島おこし推進会議におけるこのような新しい事業に積極的に挑戦しようとする活動に対しては、助成金・補助金・信用保証などの経済的支援、相談指導事業を集申できる制度の検討や新しい産業おこしの芽を発見・研究する活動に対する支援を積極的に進める。

C.定住しやすい環境づくりへの提案

 働きやすく若者に魅力ある職場環境の改善・工夫の研究や勤労者の休養娯楽施設の整備のあり方、住宅政策の研究などを行い、魅力あるまちづくりを積極的に提案する。

d.研修・研究機能の強化

 各種研修会・海外視察などへの派遣事業を実施するとともに、グループ・研究会の組織化と活動支援事業を充実する。また、長期的には島の特色を生かした県レベルの産業人大学分校の設置や職業訓練・研究開発を行う島しょ地域の広域的機能をもつセンターとする。広島中央テクノポリス地域の中にあって、長期的な観点に立った島・海の開発ポテンシャルを実現する県レベルの研究開発機能をもたせるものとする。

e.情報機能の整備

 県産業惰報センターのブランチとして地域産業に関する情報の提供、経営の情報化指導ができる機能を設置する。また、広域的な広がりをもつ求人・求職人材情報システムの整備によって、特に若者の就業の場の確保を促進する。

f.ふるさと産品開発センターの拡充

 単に「作ってみました」では、生活改善活動の領域にとどまってしまう。農畜水産物などの加工による特産品の開発には、企画・生産技術・販売機能の一体化が必要である。市場二一ズに対応した商品価値のある特産物の開発のために研究開発、市場価値判定機能を有する体制を確立する。

(ウ)体験・交流による産業活性化プロジェクト

 地域産業や若者に新鮮な刺激を与え、また、新しい事業をおこし、雇用の場を拡大する機会を創出するために、多様な地域資源を活用した「交流」をキーワードとする産業活性化のためのプロジェクトを推進する。

a.交流拠点(海の駅)整備事業との連携

 これは、白水地区を大崎上島としての玄関口・まちの顔づくりとして位置づける事業である。生活・産業機能の一定の集積を図り、島内及び島外の人々が集まり、人・物・情報の交流と賑いの拠点、情報発信拠点を形成する、ま

 

 

 

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