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保健・福祉・医療ニーズは、多様化・高度化していくことが考えられ、これに対応したサービスの供給基盤を確立することが求められる。

 島内における保健・福祉・医療資源は限定されているため、サービスの多様化・高度化に現実的に対応していくためには、島内の保健・福祉・医療主体の連携を強化し、情報の共有化、サービスの機能分担などを推進して、各サービスの提供主体の能力を最大限に活用する必要がある。また、高度なサービスについては、島外資源の活用についても検討する必要がある。また、町内においては白水地区の保健福祉センターの整備によって、矢弓地区の老人保健施設、在宅介護支援センター、老人訪問看護ステーション、ホームヘルパーステーションなどとの連携が課題となる。

 また、総合保健センターに整備される機能編成により、在宅サービスのあり方、高齢者コミュニティーセンターの役割などを見直す必要が出てくるため、保健福祉センター整備後の町内の在宅・施設両サービスのあり方を再検討し、これらが有機的に機能するよう再編する必要がある。

(オ)サービスの利用促

 進本町における保健・福祉サービスの利用状況をみると、大崎町、木江町と比較した場合、サービス利用者数が少ない。こうした理由として、保健・福祉サービスの拠点である老人保健施設「みゆき」が開所後日が浅いこと、保健・福祉サービスの内容の周知が不十分なこと、住民意識として家族介護志向が強いことなどがあげられる。

 意識調査結果によると、世帯の誰かが介護を必要とするようになった場合への対応については、「近所・行政の支援を受ける」が29.0%と最も高い

 

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