〔北関東・新潟地域連携軸〕
北関東自動車道、関越自動車道、上越新幹線、その他鉄道、主要国道沿線に位置する4県58自治体が平成7年2月に北関東・新潟地域連携軸推進協議会を発足させている。その主な検討項目は、?各自治体において共通的に運営可能な事業、?資源のある自治体間の相乗効果活性化事業、?資源のある自治体と資源のない治体との相互補完事業、などである。
〔「道の駅」などによる連携〕
北関東自動車道と一般国道をつなぐ交流拠点をテーマ性のある「道の駅」を整備することによって、交流の利便性と集客性を上げる可能性が高いため、「アート&クラフト」を軸にした「クラフトステーション」、複合型「道の駅」、「子供博物館」などの具体的な構想を検討している。
〔健康・スポーツの連控〕
北関東の人々の移動は交通幹線による南北が主流であったが、東西の連携軸上の市町村が各種健康スポーツ交流によって地域住民や連携地域の住民が交流できる場を形成していくことが可能となる。そのためには、既存の施設の見直しや利活用、そして新たな健康・スポーツ交流施設を設定することも連携・交流の活性化に寄与していく
〔川・水・海の連携〕
北関東には、いくつもの河川を道路がまたがっており、豊かな河川敷や渡良瀬川のように広大な遊水池、那珂川の河口、太平洋岸の海と水を中心とした親水資源を有している、そこで、横断的な水辺拠点交流による「水辺ウェルネス」、川を利用した「健康交流広場」、「海の交流広場」、川の環境について学習する「Eボート」などが提案されている。
〔アート&クラフトの連携〕
北関東には多くの美術館や博物館があり、また、伝統工芸に関係する町が多く存在し、アートや伝統工芸の創作に関わる人たちも多く住んでいる。そのため、美術館、博物館の相互交流や連携を深め、芸術・文化の街道をつくる「芸術ロード構想」の検討や、制作者、美術館のネットワークづくりや、制作者・美術館ネネットワークによる「アートバザール」の実施なども検討している。
○芸術ロード構想
これは、水戸市、小山市、前橋市及び桐生市を結ぶ国道50号と高崎市、新潟県六日町、長岡市及び新潟市を結ぶ国道17号沿いには美術館や博物館が57カ所点