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馬渡島


ア活性化の方向


基本コンセプト−−−「あをしお」の里づくり

 馬渡島は、「あをしお(青潮・対馬海流)」のまっただなかの島の多様な交流文化をいかしたイメージづくりを行う。
 古来、松浦地域と朝鮮半島との中間に位置し、「あをしお」の島、大陸への中継地としての多様な交流文化や歴史性、仏教とキリスト教が住み分けているエキゾチックアイランドとしての固有性などをいかし、多様な価値観と魅力が共生する漁業、農業と観光・交流の島づくりを目指す。

イ 島ヘのアクセス・島内交通など基理

○航路の便数増加、最終時間の延長
○島内レンタカー、バイクなどの整備
※漁協が貸し付けるなどの事業化を検討。
○島内案内板・案内標識の充実

ウ活性化施策メニュー

(ア)特産振興

a 水産加工品の特産化と天日干しスペースの確保

○味噌漬け、塩ウニ、アジ関き干物など

b 農産加工の強化

○醤油、甘藷、ツワブキ、ニンニクなど加工度品の高度化・活性化:醤油、味噌、甘藷飴と組み合わせて高品質の佃煮、飴煮、甘露煮を展開する検討も一考の余地あり。ニンニクは鎮西町の太閤キムチとの連携
○クロッカス(秋咲きサフラン)の栽培の検討と香辛料づくり:耕地面積が大きいので、サフランの栽培を検討し、多彩な海の食材をいかした地中海料理などの演出に活用する。スペイン料理のパエリア、イタリア料理のリゾット、フランス料理のブイヤベースなどに必要な高価な着色香辛料。少量でも生産できれば教会のイメージなどとあわせ、演出効果があがる。

c 商品流通システムづくり

○島内、鎮西町内など地元市場の拡大

 

 

 

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