圧等からかなり厳しいものとみられる。以上のことから、不況対策としては、「船員費の上昇への対応」と「近代化船や専用船への代替の促進」が課題としてあげられる。
? 運送業者に対する荷主の物流二ーズは、「大量輸送システムの構築すなわちスケールメリットによるコスト削減」であり、「小口多品種化・多頻度化への対応」、「納期の短縮化に伴う輸送時間の短縮」、さらに「海陸一貫の複合輸送」への対応である。こうした二ーズに対して運送業者は先ず第一に「近代化船の導入」(41%)、次いで「運航頻度の増加」(31%)を計画している。
? 貸渡業者に対する運送業者の二ーズは、「雑貨輸送の専用船」(49%)「RORO船」(44%)への対応であり、貸渡業者は先ず「運航の効率化」を図り、さらに「省エネ・近代化船」(36%)や「大型船の導入」・「船舶隻数の増加」(各25%)で対応しようとしている。
このような利用者の内航への二ーズに対して、運送業者・貸渡業者とも近代化船の導入で対処しようとしており、近代化船の建造を促進する方策が課題となっている。