「業績は悪い」と回答した業者に対してその理由を伺ったところ、もっとも多かったのは「景気の低迷によって一時的に内航輸送量が減少しているため」であり、次いで「産業構造の変化によるる内航需要が変化しているため」、「内航海運業界全体が船腹過剰であるため」等となっている。つまり、景気の低迷によって鉄鋼、石油、セメントといった内航海運の主要貨物の伸びがないことの裏付けである。
「その他」としては、「荷主の一方的な運賃の値下げ」、フェリーと競合する航路では「荷役料金の相違および港湾関係の料金がフェリーに対して内航船は高すぎる」などがあげられている。