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 次に、製造業・卸売業が内航海運に求めている二ーズについて整理すると、港湾管理者のサービスに関しては、「施設使用料を安くしてほしい」、「港湾までの道路整備を充実してほしい」などが多く、「港湾における情報システム化を推進してほしい」に対する要望は少なかった。「施設使用料を安くしてほしい」という項目について、業種別にみると、「窯業・土石製品製造業」(11社)「輸送用機械器具製造業」(13社中11社)など臨海型立地企業もしくは臨海部への積込・降ろしのためのモータープールなどを必要とする企業では、施設使用料金に対して敏感である。
 「その他」としては、「夜間・休日荷役の実施」、「港湾の24時間使用可能、「ターミナルの整備・拡大」、「港湾荷役設備の拡充」、「雨天荷役のできるバースの整備」「トラック輸送が行き詰まっている現在、将来において社会システムとして内航船が利用しやすい(安く、早く、安全、確実)体制整備をしてほしい」等があげられている。

 

 

 

 

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