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海と船の博物館?

海の博物館 TOBA SEA-FOLK MUSEUM

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JR、近鉄鳥羽駅からパールロード経由スペイン村行きのバスで25分、海の博物館前で下車して、緑に囲まれた緩い下り坂を下り徒歩7分、グレーの屋根の豪壮な展示館(A館とB館がある)が見えてくる。重要文化財収蔵庫、研究棟、池、古墳小公園などを併せ敷地面積約1万8千m2の「海の博物館」だ。

4万点に及ぶ実物資料を中心に“海と人間”の長く深い歴史を、親しみやすく展示してあり、海の生活が肌に伝わる。重要有形民族文化財の指定を受けた伊勢湾・志摩半島・熊野灘の漁撈用具は圧巻だ。

展示の概要は次の通り。

 

1. 日本列島人は海の民−海民の伝統−

海民って誰?・暮らしの中の青梅波・結納飾りは海の幸・伊勢の神様はグルメ・浦島太郎の竜宮城は海の中・山の祭に舟が出る。・九鬼水軍は海賊だった・世界のカヌーいろいろ

2. SOS 海 みんなで守ろう−海の汚染−

海が危ない・魚や貝の保育園がなくなる・赤い海・チッソ水俣病・海の汚染源・熱を吐き出す原子力発電所

3. 神様もご先祖様も海の彼方−海民の信仰と祭−

海に向かって祈る・なんでも神様仏様大漁祈願は神だのみ・えびすさんは漁の神・魚釣り儀礼の数々・各地の舟競漕神事・ソミンショウライって何?

4. そこは豊かな漁場だった−伊勢湾の漁−

伊勢湾の漁法は変わった・ハマグリ漁・アサリ、シジミ漁・ナマコ漁・ウナギ漁・地引網漁・打瀬網漁・ノリ養殖

5. 魚と漁師のちえくらべ−志摩・熊野の漁−

手こぎ彩色カツオ舟・カツオ漁・ボラ漁・イセエビ漁・コウナゴ漁・タコ漁・クジラ漁・サメ漁・へたみ漁・藻とり漁・釣り漁法の数々・魚群発見法・資源保護の方法・ハマチ、カキの養殖・潜水機漁法

6. もぐりつづけて1万年−志摩の海女−

海女はどうして女なの?・海女の歴史・海女はクス・海女の道具・50秒の勝負−海女の潜水作業・海女の一日

7. 消えていく木造舟の技術−木造舟と航海−

海の東海道と千石船・帆櫓梶(かじ)錨(いかり)・船上道具・青峰信仰・舟玉さん・かがり火堂と灯明堂・日和山

 

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